2026.09.25(Fri)ブログ

イランの胡桃の焼き菓子「ナーン・エ・ゲルズィー」

イランの胡桃の焼き菓子「ナーン・エ・ゲルズィー」。ペルシャ語で「ナーン」はパンを指すだけではなくて、焼き菓子にも使われます。「ゲルズィー」はクルミのこと。

バターも油も使わず、小麦粉もほとんど使わない珍しいお菓子です。写真の15枚を焼くのに使った小麦粉は、小さじ一杯だけ。油脂分はクルミと卵黄のみ。同じ大きさの普通のクッキーに比べたら、カロリーは半分ぐらいです。

ナッツと卵と糖を組み合わせる製菓技術は、ササン朝ペルシャの時代に高度に発達し、中世にヨーロッパに伝わって、やがてマカロンやアマレッティへと派生していったそうです。

マカロンやアマレッティは卵白を使うから、少しねっちりした弾力があるけど、このイランの胡桃クッキーは卵黄のみを使うので、どこまでも軽く、サクッ、ふわっ、ホロ。そして、胡桃のコクとカルダモンの華やかな香りが特徴です。イランの新年の祝祭ノウルーズに欠かせないお菓子の一つでもあるそうです。濃く入れた紅茶によく合います。

このナーン・エ・ゲルズィーは、9月に始まった新レッスン「ケバブ・クビデ:イランの街角の味を家庭で再現」のデザートとして、レッスンの中で皆さんと一緒に作っています。極めてシンプルなお菓子ですが、それだけに繊細なところもあり、泡立て等にコツがあります。

レッスンに参加された方から、「お菓子を作るって、なんだか特別な気持ちになるんですね」「しみじみ幸せだなあって思いました」という感想をいただきました。

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