2025.12.10(Wed)イベント報告
イラン料理食事会を開催しました
「中東の料理とお菓子サハティン」の11月の中東食事会は、ゼレシュク・ポロ・バ・モルグをメインディッシュにした、イラン料理編でした。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
広大な国土と豊かな食材に恵まれ、ペルシャ宮廷料理の洗練された技法を今に伝えるイラン料理は、中東の食文化の原点であり頂点のひとつです。彩り豊かで繊細な香りに満ちたお料理を堪能していただきました。





そしてデザートでもうひとつの盛り上がりがありました。小麦粉やギーなどで作った皮に、砕いたアーモンドとスパイスを詰めて揚げ、粉砂糖をまぶしたお菓子、ゴターブです。古代に唐を通じて渡来し現代まで神饌菓子として伝わる「ぶと」の画像とゴターブを比較して、その類似性に多くの参加者の方々が驚嘆の声をあげていらっしゃいました。シルクロードを介した文化交流に想いを馳せずにいられない、文化的な物語性に満ちたお菓子でした。11/16の回には、中東音楽をされる方がお越しになっていて、ペルシャの音階がはるばるシルクロードを通って運ばれる中で、少しずつ変化してきた様について語ってくださり、響き合うものを感じました。
次回の中東食事会は、1月にサウジアラビア編(受付を終了しました)、3月にUAE編を予定しています。後者については、日程が決まり次第、告知させていただきます。

