2024.11.28(Thu)イベント報告
11月の中東食事会「レバノン料理編」の報告
ほぼ毎月開催している「中東食事会@marron’s kitchen」。11月はレバノン料理編を二回を開催しました。
レバノンは地中海東岸に面した中東の小国ですが、長く続いたレバノン内戦により、ヨーロッパや南北アメリカへとディアスポラ(民族離散)が生じ、それによって世界各地にレバノン料理が知られるようになりました。いまや中東料理といえば、ほぼレバノン料理を指すようにまでなっています。レバノンは歴史的にキリスト教徒が多く(現在は諸派合わせて人口の約40%)、一定期間は肉を絶つ斎戒があることから、野菜料理が発達したと言われ、世界中の健康志向やベジタリアンの人々から注目を集めています。
ちなみに、レバノン、パレスチナ、シリア、ヨルダンのあたりは、もともとひとつの文化圏であり、「シャーム地方」「レバント地域」などと呼ばれます。食文化の特徴も似通っています。地中海性気候で野菜やフルーツが豊富に採れることもあり、レモンやオリーブオイル、野菜、ハーブが多用される食文化です。スパイスの使用は控えめで、素材の良さをシンプルに引き出す調理法が多いようです。また、ごま(タヒニ)、ナッツ、ヨーグルトも良く使われます。
よく、中東料理はインド料理以上に辛いのかと思っていたとか、極端な味付けなのかと思っていた、というようなお声をお聞きしますが、皆さん食べてみると、その穏やかな味付けとヘルシーさに驚かれます。
そんなレバノン料理編ですが、今回のメインディッシュは牛とラムを使ったキッベ・サニーエ(お菓子かと思ったら肉料理!と驚かれました♪)と、チキンのシャワルマ。
副菜は、野菜や豆やフルーツをふんだんに使ったヘルシーなお料理をいろいろと。第2回の時は、届いたばかりの紅光(べにこう)さんのザクロがあったので、いっそうカラフルになりました(第一回に参加された方にはザクロがなくてごめんなさい🙏)
デザートは、とろける甘さのラヤーリ・ルブナーン(レバノンの夜)と、ミックスハーブティーで締めました🌿
Liberty Wineさん @liberty.wine のワインがレバノン料理に当然ながら良く合って、皆さんワインも料理も楽しそうにたくさん召し上がってくださいました。
レバノン料理大好きのフランス人マーゴさんにも「Perfect❗️」とお褒めいただきました🥰
ベジサラ舎の野菜と、北海道の杉本農産さん(すでに雪景色!) のビーツも最高!米沢のなみかた羊肉店さんのラムミンチも美味!ありがとうございました🩷
今年の中東食事会は今回でおしまい。ご参加くださったすべての皆様、ありがとうございました。
次は、marron’s kitchenのマロンさんとのコラボで、1月に新年会を開催します。マロンさんが作るメキシコ料理と、私が作る中東料理でパーティーです!まだお席に余裕があります🍀