2024.10.08(Tue)イベント報告

中東食事会パレスチナ編を開催しました

京都市中京区のマロンズキッチン @marronskitchen をお借りして大体毎月開催している「中東の料理とお菓子サハティン」の中東食事会。9/28(土)と10/6(日)には、「パレスチナ料理編」を開催しました。ますます中東情勢が緊迫する中ですが、食を通じて、パレスチナの人々をこの地球の同胞としてもっと身近に感じてもらえたら、という気持ちで開催しました。

まだ少し蒸し暑さの残る中の開催でしたので、ウェルカム・ドリンクはザクロとオレンジとミントのジュースを。その後、前菜がスタートするまでの時間に、旅好きのお客様に予めお願いしてあった、旅のお話を、現地で撮影されたお写真と共にご披露いただきました。

9/28の回ではトルクメニスタン、10/6の回では、ウズベキスタンの旅のお話。美しい風景や美味しそうな食べ物、なかなか得難い旅のエピソードなどをシェアしていただきました。


お料理は以下のようなラインナップでした。

・シャクシューカ: パレスチナの朝食の定番。フレッシュなトマトを角切りにして煮詰め、卵を落として、好みの固さまで火を通します。べジサラ舎の美味しいトマトを2キロも煮て、煮て、煮て。フライパンのまま食卓に出した方が現地っぽいですが、今回は個別のココット皿に入れ、オーブンで焼いてお出ししました。生のトマトを使うのがポイントだと私は思います。ちぎったピタですくって食べます。

・ザーターをまぶしたラブネ・タバット: これも朝食。ヨーグルトに塩を加えて、よーく水切りし、丸めます。ザーター(タイム系のハーブ)ミックスをまぶし、そのままで食べてもいいし、オリーブオイルに漬けておけば常温でしばらくもちます。クリームチーズみたいな濃厚さ。ちぎったピタに塗って食べます。


・マルフーフ: 「キャベツ」の意。米やひき肉を包んで煮た、細いロールキャベツです。肉はラム肉を使いました。レモン汁や、ヨーグルトソースをかけて酸っぱくして食べます。


・エビと柑橘のサラダ:Joudie Kalla著『Palestine on a Plate』に、漁業が盛んだったガザの料理として紹介されているPomelo Prawn Saladに着想を得ました。pomeloはザボン/文旦ですが、日本の今の季節には手に入らないので、オレンジを使いました。オレンジも、それからエビのマリネ液やドレッシングに大量に使ったレモンも、パレスチナを代表する農産物です。


・ビーツと胡瓜と白チーズのサラダ:北海道の杉本農産さんから立派なビーツを送ってもらいました。甘くてジューシーです。


・マフトゥール: パレスチナの伝統食材マフトゥール(パールクスクス)に、肉・野菜・豆の具材がたっぷりのスープをかけたメインディッシュ。お祝い事の際には、食卓の中心を飾る料理だそうです。マフトゥールの弾力のある食感がなんとも楽しい料理です。

・イチジクのロースト、ラブネ添え:和歌山県のロハス農園さんから、取れたてのイチジクを送ってもらいました。
・キズハ: 薬効の高いニゲラシードのペーストを練り込んで焼いた、パレスチナ独特のケーキ。苦みとともに、コクと風味もあります。

・セージティー

マフトゥールとキズハは、パレスチナ人の友人に教えてもらいながら一緒に作った思い出があります。彼女たち一家の無事を一心に祈りながら料理しました。

さて、11月の中東食事会はレバノン編にするつもりです。今のところ満席です。

食事会に参加された方の多くが、ありがたいことにまだ詳細が決まっていない次次回の予約までしてくださるため、告知をするまでもなく満席となることが多いです。そんなわけで、ホームページに中東食事会の予約ページを滅多にあげていなくてごめんなさい🙇‍♂️。
ただ、予約ページを作っていなくても、「スケジュール」にとりあえず3ヶ月ぐらい先の食事会の日程と時間だけ書き込んでおくこともあります。もしそんな先の食事会に参加を希望される場合は、「お問い合わせフォーム」を使ってご連絡ください🍀

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